先日、LYNXジュニアチャレンジを開催してきました。
特に楽器の指定は無いのですがピアノとフルートが中心となったチャレンジでした。今回は幼稚園年中さんから6年生までが参加。
様々な曲を4.5ヶ月かけて仕上げていったのですが、子供の指導は面白いですね。
本当に一筋縄ではいかない! まず、練習をしてこないのは大前提なので、私と練習をするんですが、何度も同じところで間違えるので、間違えるための練習を繰り返してしまってるんですよね(笑)
自分の娘なら、何度同じ事いわせるんだー!って力技で言う事を聞かせることができますが、よそのお子さんじゃあそうはいきません。
絵:松崎画伯
みんな私のこと優しいなと思ってます(笑)
口調は優しいけれど、ついついしつこく同じ事を注意してしまいます。しかし、子供の方がもっとしつこいんですよ!!
本番一ヶ月前を切ってくると段々とお子さんのご両親、本人ともに焦りがでてくるのか、格段に上達してきます。
何故もっと早くやらないの?と思いますが、自分が子供の頃もきっとそうだったんでしょう。。。
本番前の最後のレッスンでは、私はいつも以上にプレッシャーを子供達にかけます。すると、今まで何なく弾いていた事が、出来なくなったり、弾き始めてから数小節で、最後に飛んでしまったりとハプニングの連続(笑)!!
緊張感の中での通しの練習をさせるわけです。
そして本番当日。。。
リハーサルで全員通し練習をしてから本番に臨みます。 みんなドレスやブレザーでおめかしして、見た目にもとても華やかな楽しい雰囲気です。
そして、今まで見たこともないような集中した緊張感に包まれた真剣な顔で演奏をはじめます。本人含め、ご両親、自分の演奏を待っている子、全員が緊張しているのがわかります(笑)
しっかり準備をした上での適度の緊張感は良いですね!ほぼみんながノーミスに近い素晴らしい演奏をしていました!
”大切な場面で自分の力を出し切る”という緊張感。
参加してくれた子供たちみんなは、とてもいい経験になったんではないでしょうか・・・。
小池智子